うつ病について: うつ病を発症するきっかけ

うつ病を発症するきっかけ

・うつ病の発症には、何らかのストレスが関係していることが多い。
・周囲の人から見ると喜ばしい出来事であっても、ストレスになることがある。


うつ病を発症する前には、何らかのストレスを体験していることが多いようです。
代表的なものとしては、「人間関係の変化やトラブル」、「環境の変化」、「体調の変化」などがあります。

家族や親しい人との死別、離婚、失恋などの「喪失体験」や、コミュニケーションのずれが生み出すトラブルが発症のきっかけになることもあれば、引っ越し、結婚、出産、進学、就職、昇進などの環境の変化がきっかけになることもあります。これらの中には、周囲の人から見れば喜ばしい出来事で、ストレスの原因になるとは思えないものもあります。しかし、本人にしてみれば、環境が変化することで、「責任を果たさなければならない」「しっかりしなければならない」「期待に応えなければならない」という精神的なプレッシャーを強く感じるかもしれません。何にストレスを感じるかは、人によって大きく異なります。また、病気や女性ホルモンの変化(月経、出産、更年期など)といった体調の変化が、うつ病のきっかけになることもあります。